すっかり秋になり、朝晩は肌寒く感じる季節になりました。
夏はシャワーで済ませる方も、寒くなるとお風呂で温まる日が増えてきますね。
お気に入りのオイルをお風呂に垂らして、アロマバスを楽しもう…なんて思うかもしれません。
アロマバスにも注意点があります!
あなたはアロマを直接お風呂に入れてませんか?
安全なアロマバスの楽しみ方を紹介します。
目次
アロマバスをするのに、オイルをお風呂に直接いれてはだめなの?
アロマバスのやり方として、「浴槽に2-3滴のエッセンシャルオイル(精油)を垂らす」と書かれていることが多いです。
しかしこのやり方、全てのエッセンシャルオイル(精油)に当てはまるわけではありません。
エッセンシャルオイルは水に溶けにくい性質なので、浴槽にエッセンシャルオイルをそのまま垂らすと、しっかり混ざりきらずに浮いてしまうのです。
つまり、濃度の高いエッセンシャルオイルが直接肌に触れてしまうことになります。
特に刺激が強いエッセンシャルオイルだと、かぶれや痒みなどの皮膚トラブルを招くことに…
気をつけないといけないですね!
ではどうすればいいの?
お風呂にはエッセンシャルオイル+α!安全なアロマバスの方法
アロマバスを安全に楽しむには、3つの方法があります。
「キャリアオイルをプラスする!」
キャリアオイルとは、植物から抽出された植物油のことで、アロママッサージなどで使われるスイートアーモンドオイルやホホバオイルのことです。
使い方
エッセンシャルオイル2-3滴をキャリアオイル小さじ1程度で薄めてから浴槽にいれる
エッセンシャルオイルを薄めるキャリアオイルは、
*赤ちゃんにも使えるマイルドさで、乾燥肌に効果ありのスイートアーモンドオイル
*無臭でほとんど腐敗することなく品質が非常に優れているホホバオイル
がオススメです。
アロマの香りに癒されながらキャリアオイルの保湿効果も加わり、お風呂上がりは肌もしっとり仕上がります!!
寒い時期に悩みがちな、乾燥肌にもいいですね。
「乳化剤をプラスする!」
乳化剤は、水とオイルなど本来混ざり合わないものを、混ぜ合わせてくれます。
乳化剤をプラスすることで、エッセンシャルオイルと浴槽のお湯が完全に混ざり合うので、刺激の強いエッセンシャルオイルが直接肌に触れるのを避けることができます。
使い方
エッセンシャルオイル2-3滴を乳化剤で薄めてから浴槽にいれる
乳化剤はアロマバス専用のものが売っています。製品によって乳化剤の分量も異なるので、ラベル表記を確認してください。
乳化剤を選ぶときは、天然由来成分を使用しているものが、安心安全です。
乳化剤をプラスして入浴する方法は、敏感肌の方には特におすすめ!自分の好きなエッセンシャルオイルの香りでアロマバスを楽しめますね。
「天然塩をプラスする!」
天然塩とは自然のままを凝縮したもので、精製された食塩とは違います。
天然塩といえば、ヒマラヤ岩塩や、死海の塩などが有名ですね。
使い方
天然塩大さじ2にエッセンシャルオイルを1-5滴垂らしてよくかき混ぜてから、浴槽にいれる
天然塩には、ミネラル成分が豊富に含まれているため肌の保湿や発汗作用でデトックスに向いています。エッセンシャルオイルと混ぜることで、非常に高い相乗効果が期待できるので、お風呂で美容タイムを楽しめます。
以上の3つをお肌のタイプに合わせて使い分けると良いですね。
アロマバスをしよう!お風呂におすすめのエッセンシャルオイルは?
エッセンシャルオイルはお風呂に直接垂らしてはダメ!ということが分かりましたが、エッセンシャルオイルも種類が多くどれを使用したらよいか悩みます。
お風呂におすすめのエッセンシャルオイルでアロマバスを楽しんでくださいね。
「ラベンダーのアロマバスでリラックス!」
ストレス社会と言われる現代。仕事や学校で疲れた身体をお風呂でゆっくり休めたいときは、ラベンダーのエッセンシャルオイルがおすすめです。
ラベンダーには心を落ち着かせ、緊張をほぐす働きがあります。
ストレスを和らげる他、睡眠ホルモンと呼ばれているメラトニンの分泌を促すと言われているので、不眠の改善や良質な睡眠に導いてくれますよ。
「オレンジスイートのアロマバスでリフレッシュ!」
名前からわかるように、オレンジの甘酸っぱい香りのオレンジスイート。
柑橘の香りが気分をリフレッシュさせてくれ、気分を前向きにしてくれます。
発汗作用により、血行を促進して老廃物を排出し、肌の状態を整える効果も期待できます。
お風呂でリフレッシュ+αの効果があれば嬉しいですね!
「ローズのアロマバスで自律神経を整える!」
特に女性に多いと言われる自律神経の乱れ。自律神経が乱れると、身体に不調を感じ辛いですよね。
ローズは女性の身体に非常に良く、PMSや更年期トラブルなど生殖機能に関わる不調や、精神面の乱れからくる身体の不調に効果的です。
ストレスを和らげ、幸福感をもたらしてくれるだけでなく、老化・乾燥などアンチエイジングにも◎
もちろん男性もOKです。
ローズの優雅な香りに包まれたお風呂は、贅沢な気分を味和えそうです!!!
「ジュニパーのアロマバスで身体を温めダイエット!」
ジュニパーは利尿作用や発汗作用があるため、体内の余分な水分や老廃物を排出するデトックス効果があります。むくみやセルライトの予防と改善にも◎
ダイエットには嬉しい作用ばかりです!
お湯に浸かって半身浴でダイエット!をされている方がいたら、もったいない!
ジュニパーのエッセンシャルオイルをお風呂に入れてください。
ちなみに、ジュニパーの匂いを嗅いで、「あれっ?!」と思う方もいるかもしれません。カクテルにもよく使われる「ジン」の原料でもあります!
お酒が好きな方にもいいかもしれません、、?!
「ティートゥリーのアロマバスで風邪予防!」
風邪予防といえば、ティートゥリーと言われるほど!抗菌・抗ウイルスに非常に優れているため、免疫力が落ちているかなと感じた時には、ティートゥリーのアロマバスがおすすめです!
お風呂の湯気で香るすっきりとした蒸気は、鼻詰まりや花粉症にも効果的。
気分もスッキリするので、お風呂で1日の疲れもリセットできますよ。
「ユーカリのアロマバスで集中力を高める!」
クリアでシャープな香りは、高ぶった感情を沈めたり、脳を覚醒させ集中力を高めてくれる効果があります。
1日のスタートでスッキリと目覚めたい朝や、ストレスで興奮状態の夜、仕事や勉強の合間の気分転換のお風呂には、ユーカリが最適です◎
ティートゥリー同様、風邪予防にも効果ありです!
「ローマンカモミールで子供と一緒にアロマバスをたのしむ!」
お子様がいる家庭だと、子供と一緒にお風呂に入らないといけないので「なかなかアロマバスを楽しめない!」と思いますよね。
残念ながら、エッセンシャルオイルの負担が大きいため、3歳未満のお子様のアロマバスは推奨されていませんが、3歳以上でしたら濃度を薄め、刺激の少ないエッセンシャルオイルでアロマバスを楽しむことができます。
ローマンカモミールは甘酸っぱいリンゴのような香りでお子様も香りを楽しめることができます。
リラックス効果が高く、子供の安眠にも効果的です。
ストレスによる不眠や胃腸のトラブル、頭痛や便秘などの症状も緩和してくれるので、お父さん、お母さんも嬉しいですね。
また先ほど紹介した、ラベンダーのエッセンシャルオイルも、子供へ安心して使用できます。
ぜひご家族でアロマバスを楽しんでください。
必見!アロマバスをする時間がないときは…
日々、仕事や育児で時間に追われ、忙しくてゆっくりお風呂に入れない!
なんて方も、毎日シャワーは浴びますよね。
少しでもお風呂でアロマを取り入れる方法はあります!!
やり方
浴室の床にエッセンシャルオイルを2-3滴たらす
シャワーが浴室の床にかかるため、シャワーの温熱と蒸気で、エッセンシャルオイルの香りが浴室内に充満します。
目覚めの朝シャワー、寝る前の夜シャワーでエッセンシャルオイルを使い分けるのもいいですね。
お風呂にゆっくり入る時間がないときは、是非この方法で、少しでもアロマを取り入れリフレッシュしてみてください。
アロマバスを楽しむ際の注意点!
先ほども書いたとおり、アロマバスはエッセンシャルオイルを使用します。
エッセンシャルオイルの刺激が強いため、原液が肌につけると皮膚トラブルの原因になりかねます。
特に柑橘系のエッセンシャルオイルは、肌がヒリヒリと痛くなることも多いそうです。
また、3歳未満のお子様には使用しないでください。妊娠中や病気治療中の方も注意が必要です。事前に使用するエッセンシャルオイルの注意ラベルを確認してください。
お風呂は、蒸気がこもり室温も高くなるため、よりエッセンシャルオイルの香りを強く感じやすくなります。
気分が悪くなる可能性もあるので、エッセンシャルオイルを入れすぎないよう気をつけてください。
まとめ
今回は安全なアロマバスの楽しみ方を紹介しました。
エッセンシャルオイルに、キャリアオイルや乳化剤、天然塩をプラスすることで、アロマバスを安全に楽しむことができます。
お風呂の湯温は38℃前後のぬるめに設定し、ゆっくりとつかることでリラックス効果が高まりますよ。
好きな香りや、目的にあわせたエッセンシャルオイルを混ぜて、アロマバスを楽しみたいですね。